COLUMN

2025/08/21 09:36

こんにちは、インテリアスタイリストのちひろです。
夏の暮らし、楽しめていますか?☀️

暑さのピークが続くこの季節、見た目の「涼しさ」だけじゃなく、空気の流れや視線の通り道にも意識を向けてみると、お部屋の心地よさがぐんと変わります。

今回は、抜け感のあるレイアウト術をご紹介します。風通しのよい配置、視線が抜ける工夫、夏らしさを感じる素材選びまで──お部屋の印象を軽やかに変えるアイデアをお届けします。


1. 家具の配置は風の通り道をつくる意識で

夏のお部屋づくりでまず見直したいのが、家具の配置です。
窓が複数あるなら、その風の入口と出口を意識して、空気が自然に抜けるような動線を確保しましょう。

大きな家具が風の通り道を遮っていませんか?
たとえば、背の高い棚やソファを部屋の中心に置いていると、風が止まり、空気がよどみやすくなります。

ポイントは「背の低い家具」を選び、壁際に寄せること。
ソファやテーブルの向きを変えるだけで、風がスーッと通り抜ける感覚になりますよ。



2. “視線の抜けが生む、広がりと涼感

お部屋を広く、軽やかに見せたいときは、視線の通り道を意識するのがコツ。
家具の背が高すぎたり、装飾が密集していると、それだけで「重く」「暑く」感じてしまうんです。

そこでおすすめなのが、ロースタイル家具
床との距離が近いローソファやローテーブルは、天井までの空間に余白が生まれて、自然と抜け感が演出できます。

背の高い棚は、上部を空けてディスプレイを控えめに。
壁の一部をあえて何も置かないのも、潔くて素敵です。



3. “透け感素材で、軽やかに魅せる

空間に抜け感を出したいなら、素材にもひと工夫。
おすすめは、**ガラス、アクリル、籐(ラタン)、麻(リネン)**などの「透ける」or「軽やかな」素材です。

ガラスのテーブルや花器
リネン素材のカーテンやクッション
籐のチェアやスツール

どれも通気性がよく、見た目にも涼しさを感じさせてくれます。

さらに、ラグを薄手に替えたり、カバー類を淡い色に変えるだけでも空気感が変わりますよ。



4. “余白は、夏の最高のインテリア

ついつい何かを足したくなるのがインテリアですが、夏は「何もない」空間こそが贅沢。

特に、**窓まわり・床まわり・壁まわりの余白”**を意識することで、空間の抜けが生まれます。

観葉植物は12点に絞って、視線のアクセントに
壁面ディスプレイは夏の間だけおやすみしてもOK

置かないという選択が、心地よさにつながるんです。



まとめ|抜けがあるから、夏はもっと快適に。

暑さの中でも気持ちよく過ごせる空間には、風と光と、余白がちゃんとある。
そんな抜け感を意識したレイアウトで、夏のお部屋をもっと好きになってくださいね。

次回は、**「夏のテーブルを彩る、おもてなしアイテム」**をご紹介予定です。お楽しみに


📌リフォルデコでは、プロがセレクトしたインテリアアイテムをテーマごとにご提案しています。
「自分では選べない」と感じたときは、インテリア相談室までお気軽にどうぞ。